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血糖値を運動で下げる

血糖値とホルモンの関係

血糖値を下げるインスリン

血糖値の調整は、肝臓やすい臓をはじめとする様々な臓器と各種ホルモン、さらに自律神経によって行われています。血糖値を上げるホルモンには、アドレナリン、グルカゴン、コルチゾール、成長ホルモン、甲状腺ホルモンの5種類があります。一方、下げるホルモンはインスリンの1種類しかありません。そのため、血糖値を下げるにはインスリンの分泌をコントロールし、働きが低下しないように維持する必要があります。

インスリンはすい臓のβ細胞で作られます。食事をして血糖値が上がると、β細胞がすぐに感知してインスリンの分泌を始めます。血液によって糖分が全身の臓器に運ばれると、インスリンの作用で取り込んだ血糖はエネルギーとして使われます。余剰分は筋肉や肝臓に蓄えられ、さらに余った分は脂肪に変えられ体脂肪となります。このように、食後に増えた血糖はインスリンが速やかに処理をして、一定量以上にならないよう保たれているのです。

本来、体にとって血糖値は上がるよりも下がることの方が問題です。脳の栄養源はブドウ糖だけなので、血糖の低下は生命の危機に繋がるからです。人類は長い歴史の間、常に飢餓と闘ってきました。そのため、飢餓状態(血糖値低下)を防ぐ働きは十分備わっているのですが、食べ過ぎ(高血糖)に対しての備えは不十分だと言えます。

現代の食生活は、総じて食べ過ぎの傾向にあります。インスリンを大量分泌し続けてすい臓が疲れ果てれば、分泌が減少したり働きが弱まったりして、糖尿病になってしまいます。また、あまり体を動かさなくても暮らしていける生活になったため、運動不足でもあります。

このような生活習慣は、体に本来備わっている自己治癒力を低下させ、体調を崩すもとになります。血糖値を下げるインスリンの機能を正常に保つためにも、きちんとした生活習慣を身に付けることが大切となります。

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